Traveling Wilburysレビュー

Traveling Wilburysレビュー
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タイトルはバンド名でもあり、ジョージ・ハリスンが好きで1980年代から1990年代も彼の活動を見守ってきた人なら知っている名前である。ジョージにとっての最大のヒットアルバム『クラウド・ナイン』、特にアルバムラストに収録されている『セット・オン・ユー』が大ヒットした。

ポップスと言っていい曲調なので明るい曲が聴きたい人には合っていると思う。まだ『クラウド・ナイン』が売れている中での新しいバンドの発足とアルバムリリースとなって興味本位で当時は購入。リマスターはされていなかったため、音質はエッジに甘さがあった。現在販売されているものはデジタル・リマスターされているので当時よりは音質は向上している。

バンドメンバー
  1. ジョージ・ハリスン/ビートルズ
  2. ジェフ・リン/エレクトリック・ライト・オーケストラ
  3. ボブ・ディラン
  4. トム・ペティ
  5. ロイ・オービソン

私は当時このメンバーで知っているのは、ジョージとボブ・ディランだけだった。『ロイ・オービソン』はなんと映画『プリティ・ウーマン』の主題歌『オー・プリティ・ウーマン』を作曲した人だった。豪華メンバーと言っていいだろう。

アルバムのレビューとなると意外にボブ・ディランのボーカルがいい味を出している。単体では絶対に聴きたくない人であったがソフトな声質のメンバーが多いから上手くマッチしたのだろう。

アルバムは『Traveling Wilburys Vol.1』と『Traveling Wilburys Vol.3』の2枚だけのリリースで終わっている。2枚目はロイ・オービソン死去により4人で制作している。2枚ともにアルバムのカラーが同じなので、ロイ・オービソンが亡くならなかったとしてもここまでのバンド活動だっただろう。

ポップスとカントリーの混合バージョンと言っていい作品である。『Traveling Wilburys Vol.3』のオープニング曲の『She’s My Baby』にゲイリー・ムーアがリード・ギターで参加している。特別いい曲だとは思わないし、ギター・ワークも特筆すべきプレーはない。

こんな人に聴いて欲しい
  1. ジョージ・ハリスンのファン
  2. 普通のカントリーに飽きた人
  3. 朝から明るい気分で生活したい人

この記事を書いた人

ogoe 男性

福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。過去の曲でなかなか聴く機会のないアルバムを若い世代に紹介していきたいと思ってます。

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