Jimmy Reed『Jimmy Reed at Carnegie Hall』レビュー

Jimmy Reed『Jimmy Reed at Carnegie Hall』レビュー
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ジミー・リードと言われても最初は全く知りませんでした。ローリング・ストーンズに影響を与えたブルース・ロック・シンガーということが分かってもイマイチでした。

しかもこのアルバム『Jimmy Reed at Carnegie Hall』はライブじゃないというコメントまであり納得いかないままでした。しかし、このアルバムは間違いなくカーネギーホールで演奏して録音したものであることが判明しました。

無観客でのホール録音だったのです。こんなことも当時は画期的だったのだろうと思います。ホールの残響音を拾いたくてこんなレコーディングを思いついたのでしょう。

このアルバムは1961年リリースで1曲当たりの時間も長くても4分未満のもので音楽業界の暗黙のルールに従ったものでした。この1曲あたりの時間制限を突破した最初のアーティストはビートルズでした。『ヘイ・ジュード』で業界の常識を打ち破りました。

このアルバムの音楽そのものはオーソドックスなブルース・ロックです。ハーモニカが多用されており、ビートルズのジョンレノンやクリームのジャック・ブルースも良く使用していました。私はどうしてもハーモニカが好きになれないので、音楽が退屈に感じてしまいます。

またギターもフルアコを使用しているためかパンチの効いたサウンドというよりはジャズっぽさが出ています。伝統的なブルース・ロックが聴きたくなったらこのアルバムはおススメです。私は年に1回聴くだけで十分です。

この記事を書いた人

ogoe 男性

福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。過去の曲でなかなか聴く機会のないアルバムを若い世代に紹介していきたいと思ってます。

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