Asia(エイジア)『詠時感〜時へのロマン』レビュー

Asia(エイジア)『詠時感〜時へのロマン』レビュー
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イエスのメンバー『スティーヴ・ハウ』、『ジェフ・ダウンズ』が1981年に結成したスーパーグループ。彼らがイエスを脱退後にイエスは他のメンバーを入れて再結成し同時にリリースした『ロンリーハート』も同時期に大ヒットした。才能のあるメンバーがそれだけイエスには集まっていたことになる。

イエスそのものは1980年当時はバリバリのプログレバンドだったのだから『詠時感〜時へのロマン』もそうなると思っていた。しかしポップ色の強いハードロックに仕上げられている。これが功を奏して大ヒットへとつながっていく。イエスの大ヒットアルバム『ロンリーハート』もプログレは鳴りを潜めポップ色が強い。私が中学生の頃に周囲でレコードで良く聴かれていたのは『詠時感〜時へのロマン』と『ロンリーハート』。

ポップスのいいところは簡単に聴衆に受け入れられるが代わりに飽きられるのも早い。次のアルバムも似たような曲のアルバムをリリースすると最初だけヒットした後だけに買ってもらえるが長続きしない。エイジアもデビューアルバムの『詠時感〜時へのロマン』が最たる例でこのアルバムで終わってしまったと言っていい。

リリースから現在まで1,500万枚以上売れたアルバムでビートルズのアビーロード並みである。人によっては同じような曲ばかりなので飽きてしまうという評価はある。しかしキーボードとギターの演奏技術は一流である。年に数回は聴いてみたいと思うアルバムでもある。

私はaudio fidelity盤とSHM-CDを購入したが今ではmobil fidelity盤しか聴いていない。SHM-CDの方はドンシャリ気味で疲れてしまうからだ。mobil fidelityはじっくり聴けるリマスターになっている。中古で販売されていたら是非購入をおススメする。

おススメの曲
  1. Only Time Will Tell
  2. One Step Closer
  3. Without You

この記事を書いた人

ogoe 男性

福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。過去の曲でなかなか聴く機会のないアルバムを若い世代に紹介していきたいと思ってます。

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