Electric Light Orchestra『Eldorado』レビュー

Electric Light Orchestra『Eldorado』レビュー
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バンドのリーダージェフ・リンは、ジョージ・ハリスンがソロ活動を始めてからリリースされたアルバムのプロデューサーという認識しかありませんでした。しかし実際にはバンド活動もしていてこのヒットアルバム『Eldorado』をリリースしていました。

ポール・マッカートニーと同じくマルチプレイヤーで才能のある人です。ただ歌い方はボブ・ディランのようなジョージのような歌い方をします。

バンド名にオーケストラとついている通りストリングスをメインに重厚に仕上げています。

注 目

このアルバムでヒットしたナンバーは『Can’t Get It Out Of My Head』で中々いいバラードです。『Mister Kingdom』もいい曲ですが、ビートルズ最後のアルバム『Let It Be』に収録されているジョンの曲『アクロス・ザ・ユニバース』によく似ています。アレンジしたと言っていいくらいのレベルです。

『Illusions In G Major』は古いロックンロールナンバーです。ノリが良く統一感のないアルバムだと思いながらも次の『Eldorado』に繋ぐのには必要な曲でした。『Eldorado』もいいバラードです。個別に曲を聴くとヒット曲以外パッとしない曲ばかりと感じてしまいます。

このアルバムの創作の原点が、夢の国「エルドラド」にて巻き起こる出来事を描いたコンセプト・アルバムであることを考えると通しで聴いてこそ良さが分かると思いました。

ジョージやボブ・ディランを週に1度は聴く人にとってはいいアルバムになると思います。私の場合は年に1度でいいかと思いました。

私は初めて買って聴いたこのアルバムはDCC Compact ClassicsのゴールドCDです。音質はこれしか聴いていないので他のものと比較できませんが濃密な音で満足しています。

この記事を書いた人

ogoe 男性

福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。過去の曲でなかなか聴く機会のないアルバムを若い世代に紹介していきたいと思ってます。

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