Miles Davis『Round About Midnight』レビュー

Miles Davis『Round About Midnight』レビュー
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CBS移籍第一弾のアルバムです。モノラル録音のモノラル再生のCDになります。私はBlu-spec CDとmobil fidelity盤の2枚を持っていますがどちらも甲乙つけがたく、とてもいいCDです。

モノラルだから音の変化が少ないのかは分かりませんが、Blu-spec CDの方は音がSHARPでリアルな音で、mobil fidelityは音がマイルドです。その時の気分で使い分けます。

今まで参加ミュージシャンのことを考えずに聴いていましたが、豪華メンバーでした。まだ1950年代のアルバムなのでコルトレーンもガーランドもいたわけです。

参加ミュージシャン
  • Miles Davis/trumpet
  • John Coltrane/Tenor Saxophone
  • Red Garland/Piano
  • Paul Chambers/Bass
  • Philly Joe Jones/Drums

コルトレーンについては、まだ途上の演奏でいい演奏と言えるのはオープニングの『’Round Midnight』とラストの『Dear Old Stockholm』だと思います。曲調とテンポが合っていたのでしょう。

ガーランドも相変わらずで高音域の少し外れたようなトーンは健在で、『All of You』『Bye Bye Blackbird』で聴くことができます。

チェンバースのベースはラストの『Dear Old Stockholm』で堪能できます。重低音です。

ジョーンズのドラムもシンバルに特徴がありますが、静かに刻み続けています。

同じCBS時代のアルバムでは『Kind of Blue』が圧倒的な人気を誇りますが、『’Round Midnight』も捨てたものではありません。

この記事を書いた人

ogoe 男性

福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。過去の曲でなかなか聴く機会のないアルバムを若い世代に紹介していきたいと思ってます。

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