Eric Clapton『461 Ocean Boulevard』レビュー

Eric Clapton『461 Ocean Boulevard』レビュー
この記事はだいたい 5 分前後で読めます。

このアルバムはハイレゾとmobil fidelityのゴールドCDの2つの音源で持っているので比較レビューしたいと思います。

1960年代からヘロインとアルコール依存症に悩まされていたクラプトンにとっての復帰第一弾となるアルバムです。1974年リリースのアルバムでヘロイン中毒は回復しつつあっても逆に飲酒量が増えてしまってアルコール依存症がひどくなってしまいました。

アルコール依存症は1990年には完全に回復していたと思います。『Tears in Heaven』の頃です。繊細な心の持ち主でなければあれだけの名曲のリリースそしてギターリストとしての多彩なキャリア形成はなかったことでしょう。常に何か新しいというか納得いくものを探しているのだと思います。飽きの来ないプレースタイルに全ての答えがありそうです。

ハイレゾの場合

サンプルレート192kHzのデータ量が最大のものを選択しました。サンプルレートの数値が高くなると、精度が上がり高音質になるから選択したのです。通常盤は昔から持っていて籠った感じの音質だったのでこのアルバム自体好きになれなかったくらいです。

しかしハイレゾを聴き始めてから輪郭がしっかりしたものになり結構お気に入りのアルバムへと変わりました。

お気に入りの曲
  1. Motherless Children
  2. I Shot The Sheriff
  3. Let It Grow
  4. Mainline Florida
mobil fidelityの場合

曲順が違います。比較表を作成すると下記のとおりです。オリジナルマスターテープからのリマスターなので、クラプトンがゴーサインを出したのもこの曲構成でしょう。

曲順ハイレゾmobil fidelity盤
1Motherless ChildrenMotherless Children
2Give Me StrengthBetter Make It Through Today
3Willie And The Hand JiveWillie And The Hand Jive
4Get ReadyGet Ready
5I Shot The SheriffI Shot The Sheriff
6I Can’t Hold OutI Can’t Hold Out
7Please Be With MePlease Be With Me
8Let It GrowLet It Grow
9Steady Rollin’ ManSteady Rollin’ Man
10Mainline FloridaMainline Florida
11Give Me Strength

2曲目の『Better Make It Through Today』が『Motherless Children』のあとに来ているのがとても印象的です。1曲多い上に曲順が違うだけで全然印象の違うアルバムになっています。こちらのアルバムの方がハイレゾより好きです。

音圧はハイレゾの方があります。少し音は細く感じますがエッジが効いていて静かに時が流れていく感じがいいです。少し気怠い感じとギターリストなのにソロがない曲ばかりと新境地だと思います。色んな顔があるのがクラプトンの魅力でしょう。

この記事を書いた人

ogoe 男性

福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。過去の曲でなかなか聴く機会のないアルバムを若い世代に紹介していきたいと思ってます。

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