このアルバムはハイレゾとmobil fidelityのゴールドCDの2つの音源で持っているので比較レビューしたいと思います。
1960年代からヘロインとアルコール依存症に悩まされていたクラプトンにとっての復帰第一弾となるアルバムです。1974年リリースのアルバムでヘロイン中毒は回復しつつあっても逆に飲酒量が増えてしまってアルコール依存症がひどくなってしまいました。
アルコール依存症は1990年には完全に回復していたと思います。『Tears in Heaven』の頃です。繊細な心の持ち主でなければあれだけの名曲のリリースそしてギターリストとしての多彩なキャリア形成はなかったことでしょう。常に何か新しいというか納得いくものを探しているのだと思います。飽きの来ないプレースタイルに全ての答えがありそうです。
サンプルレート192kHzのデータ量が最大のものを選択しました。サンプルレートの数値が高くなると、精度が上がり高音質になるから選択したのです。通常盤は昔から持っていて籠った感じの音質だったのでこのアルバム自体好きになれなかったくらいです。
しかしハイレゾを聴き始めてから輪郭がしっかりしたものになり結構お気に入りのアルバムへと変わりました。
- Motherless Children
- I Shot The Sheriff
- Let It Grow
- Mainline Florida
曲順が違います。比較表を作成すると下記のとおりです。オリジナルマスターテープからのリマスターなので、クラプトンがゴーサインを出したのもこの曲構成でしょう。
曲順 | ハイレゾ | mobil fidelity盤 |
---|---|---|
1 | Motherless Children | Motherless Children |
2 | Give Me Strength | Better Make It Through Today |
3 | Willie And The Hand Jive | Willie And The Hand Jive |
4 | Get Ready | Get Ready |
5 | I Shot The Sheriff | I Shot The Sheriff |
6 | I Can’t Hold Out | I Can’t Hold Out |
7 | Please Be With Me | Please Be With Me |
8 | Let It Grow | Let It Grow |
9 | Steady Rollin’ Man | Steady Rollin’ Man |
10 | Mainline Florida | Mainline Florida |
11 | Give Me Strength |
2曲目の『Better Make It Through Today』が『Motherless Children』のあとに来ているのがとても印象的です。1曲多い上に曲順が違うだけで全然印象の違うアルバムになっています。こちらのアルバムの方がハイレゾより好きです。
音圧はハイレゾの方があります。少し音は細く感じますがエッジが効いていて静かに時が流れていく感じがいいです。少し気怠い感じとギターリストなのにソロがない曲ばかりと新境地だと思います。色んな顔があるのがクラプトンの魅力でしょう。
この記事を書いた人
ogoe 男性
福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。過去の曲でなかなか聴く機会のないアルバムを若い世代に紹介していきたいと思ってます。