稲垣潤一『FOR MY DEAREST』レビュー

稲垣潤一『FOR MY DEAREST』レビュー
この記事はだいたい 2 分前後で読めます。

1993年リリースのアルバムで全曲秋元康が作詞を提供している。バブルが崩壊して実際に不景気を感じ始めた頃のアルバムでもある。前年にはあの『クリスマスキャロルの頃には』がリリースされている。

秋元効果が出てスッキリした楽曲に変貌している。鼻にかかったような声が歌詞によっては少し泥臭い音楽になってしまうのが残念でしたがこのアルバムにはそのような傾向はありません。

個人的にはこのアルバムが最高傑作だと思っています。稲垣潤一のアルバムはベスト盤ではなく個別のアルバムで是非聴いてほしい。違った側面を見ることもでき味わい深さを感じることでしょう。

『Impossibility』の曲調はなかなか聴けないものです。バックに流れるストリングスがこの曲を一層エレガントに仕上げている。悲しさが上品さに昇華している。

おススメの曲
  1. Impossibility
  2. 黄昏が目にしみる
  3. It’s the end.

この記事を書いた人

ogoe 男性

福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。過去の曲でなかなか聴く機会のないアルバムを若い世代に紹介していきたいと思ってます。

TOPへ